当ブログではスポーツ×育児をテーマに「すぽいく」という教育法を提唱しています。
過去には子供がするべきトレーニング法を記事にしたり、
赤ちゃんのうちから運動能力を高めるための環境作りを記事にしたり、
と様々な記事を書いてきましたが、先日こんな相談を受けました。

赤ちゃんの時期は過ぎてしまったし、筋トレも何もそもそも運動神経がよくなさそうなんだけど、そんなうちの子はもう手遅れなのかな?
お子さんの運動している姿を見て「なんかうちの子運動神経悪そうだな」と思っている方に伝えたいことがあります。
運動が苦手そうな子供は運動神経が悪いのではなく、運動経験が足りないということ。
ということで本記事では
- もう少しスムーズに動けないのかな?
- うちの子は運動が苦手そうだな
- もっと上手に体を動かせないの?
という悩みを持った親に向けての効果的な解決法をご紹介します。
そしてその答えが、コーディネーショントレーニングです。
コーディネーショントレーニングとは?

まずは一般的に運動神経が優れているとされている選手の特徴を考えてみましょう。
おそらくそういった選手は「足が早い」とか「筋力がすごい」という身体的要素よりも「状況判断が良い」とか「ボールさばきが上手い」「バランス感覚が良い」というような要素を持っていると思います。
それらをまとめて「運動神経が優れている」と評価されているのではないでしょうか。
その身体的な要素じゃない部分で優れている人たちの動きに隠されているのが、「コーディネーション能力」であり、その能力を高める方法が「コーディネーショントレーニング」です。
コーディネーション能力とは、目や耳などから入ってきた情報を脳が判断し、体のそれぞれの部位に的確な指示を出し、上手に体を動かす能力のことを言います。
つまり、運動神経が良いとされている選手は脳と体を上手に連動させて使いこなせているということ。
思い通りに体を動かすコーディネーション能力には以下の7つの能力が必要とされています。
- リズム能力(動くタイミングを上手につかむ)
- バランス能力(不安定な体制でも瞬時に崩れた態勢を立て直す)
- 変換能力(状況の変化に合わせて、素早く動きを切り替える)
- 反応能力(合図に素早く反応し、適切に対応する)
- 連結能力(身体全体を思い通りに動かす)
- 定位能力(動いているものと自分の位置関係を把握する)
- 識別・分化能力(煩雑な情報でも瞬時に識別して判断する)
サッカーを例に出すと、空中に浮いているボールと取りに行く時は(バランス能力、定位能力)が必要ですし、そのボールを味方にパスする際に(認識・分化能力、反応能力)が必要ですね。ドリブルをする時には(リズム能力)が必要だし、ボールが相手チームに取られたら(変換能力)が必要です。
これらの能力はサッカーだけでなくどのスポーツでも重要な役割を持った能力です。そのため、このコーディネーション能力を鍛えることで運動神経が爆発的に伸びます。
コーディネーショントレーニングの具体例

おすすめのコーディネーショントレーニングを具体的に紹介していきます。
ミニハードルジャンプ
僕が所属していたキッズレスリングチームでは毎日このミニハードルを使ったトレーニングをしていました。
このミニハードルは、トレーニングに高さという要素を加えることで、ランニング、ジャンプ、バランス、ステップなど様々なトレーニングができます。
例えばミニハードルを並べてけんけんで往復するトレーニングをするだけで、足の筋力がつくだけでなく
- バランス能力
- リズム能力
- 連結能力
- 認識・分化能力
を鍛えることができます。
もはや一石五鳥くらいの効果があります!
近くの公園や家の駐車場でもどこでもできるトレーニングなので取り入れたことがないというご家庭はぜひミニハードルのトレーニングを取り入れてください。
一気に運動神経が良くなります。
リンクも貼っておくので気になった方はチェックしてみてください!
ラダートレーニング

妹のカンナも取り入れているこのトレーニングがラダーというやつです。
ラダーは素早い切り返しや、細かいステップ、緩急をつけたスピード系のトレーニングなどで使います。
そしてラダーの特徴として、脳からの指令が筋肉に伝われば伝わるほど動きの速度が上がります。
つまりラダートレーニングは
- リズム能力
- 反応能力
- 連結能力
が鍛えられます。
ラダーもミニハードルと同じようにどこでもできるトレーニングです。
こちらもリンクを貼っておくのでぜひ取り入れましょう!
その他
そのほかにもたくさんコーディネーショントレーニングの種類はありますが、全部は書ききれないのでもしもっと気になる方がいたらネットで調べるか僕にDMでも送って相談してください。
ミニハードルとラダーは僕自身も経験してきたトレーニングですし、妹のカンナも今もなお力を入れてるトレーニングなのでおすすめです!
そして個人的に一番おすすめなのが「ジャグリング」です。
両手を使い3つのボールを投げてはキャッチする王道なジャグリングもそうですし、片手で2つのボールを交互に投げてはキャッチするというのもおすすめ。
僕が中学生の時に「ジャグリングって絶対脳の運動にいいでしょ」と思い勝手に取り入れたトレーニング方法です。おかげでジャグリングができるようになりました!(笑)
個人的な実感としてジャグリングのおかげで運動神経が爆発的に伸びた気がしてます。たぶん。
でもどう考えても上記にあげた7つの能力が相当優れていないとジャグリングは成立しないと思いませんか?
もし気になったら遊び感覚で試してみると面白いかもしれませんね!
まとめ
運動神経を伸ばす方法としてコーディネーショントレーニングを紹介しましたが、すでに運動神経が優れている選手が取り入れればもっと良いパフォーマンスを発揮することができると思います。
またこれらのトレーニングは、当たり前ですが少しやったくらいでは効果はありません。
継続的にトレーニングをすることでやっと効果が出てきます。
運動神経を良くする=運動経験を積む
ということを頭に入れてコーディネーショントレーニングを通して運動経験をたくさん積んでいくと、そうでない選手より上のレベルにいけると思います。
ぜひ試してみてください!
以上、カイトでした!(@66kai14)
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