あなたは2015年のラグビーW杯イングランド大会を覚えているでしょうか。
日本代表チームは1次リーグB組初戦で24年ぶりという歴史的勝利を上げました。それも対戦国は世界ランク3位という強豪・南アフリカです!
この時はラグビーが好きな人だけでなく、ラグビーを知らない人までもが熱狂して日本代表チームの歴史的な勝利を祝福していましたね。
南アフリカとの対戦は、先制しては追いつかれ、逆転されても必死に食らいつき最後の最後に大逆転での勝利でした。世界ランク3位の国にここまでの試合ができるのか、と興奮したのを今でも覚えています。
ここまでの盛り上がりの背景には日本代表FB(フルバック)の五郎丸歩選手の活躍があったからだと思います!
9回あったペナルティキックやコンバージョンキックをなんと9回中7回も決めたのです。
そして五郎丸歩選手はキックの前に謎のポーズをとっていたことも話題になった理由の1つだと思います。
本記事では、「五郎丸ポーズ」とまで言われたあのキックの前のポーズの意味などを詳しく紹介していきたいと思います!
五郎丸歩選手のあのポーズはなに?

五郎丸歩選手は、あのポーズについて
あのポーズにはそんなに意味はありません。
試合環境というのは、お客様の数や天候といった不確定要素が多いのですが、そういった状況でも自分の時間を作り出すのがルーティンの本質です。
この4年間でしっかりと作り上げました。
とコメントしていました。
そう!ルーティンです!
聞いたことがある人もいるとは思いますが、スポーツの世界においてこのルーティンは選手にとって大きな役割を果たしてくれます。
他の競技、選手でもトップ選手は皆ルーティンがあります。
例えば、キックボクシング界の神童「那須川天心」選手はリングインする際にロープの間で上半身を3回ほど往復させてからリングインし、拳を高く突き上げるポーズをとりますね。
他にも野球のイチロー選手がバッターボックスに立った際に行うルーティンであったり、サッカー日本代表の本田圭佑選手はグランドに入る時に独特な動きをしてからグランドに入りますし、体操の内村航平選手は演技の前に両手を伸ばし左手をトントンとするあの動作がルーティンですね。
このようにトップ選手はそれぞれのルーティンを持っています。しかもそれは意識をしてやっていることではなく、気がついたらそうなっていたというパターンが圧倒的に多いのです。
このルーティンにはどのような意味があるのでしょうか。
ルーティンとは?

出典:https://www.huffingtonpost.jp/2016/08/14/shinobu-ota_n_11513962.html
一流のスポーツ選手が行うルーティン。僕は高校生の時かっこいいなと思って自分のかっこいいルーティンを作ろうとしましたが、あれはかっこつけるためにしているのではありません。
試合前や試合の大事なタイミングで行うルーティンの本来の意味は、「短期間で極度の集中状態を作ることができる」という意味合いがあります。
もっと言うと、ルーティンは気持ちを落ち着かせるためではなく、自分の最高の状態を思い出すために行います。
大事な場面で同じ動作を繰り返すことによって、脳が最高のパフォーマンスを思い出してくれます。
目から入る情報であったり、耳から入る状態であったり、五感で感じる情報から最高のパフォーマンスをイメージしようとしても、全く同じ状況は二度と来ることはありません。そのため天候や大会の規模などによって精神状態が不安定になってしまうことがあります。
ルーティンをすることによって、脳が一種のフロー状態に入ります。いわゆる「ゾーン」に入るという状態。
これが安定して常に最高のパフォーマンスを発揮するために必要なことになるというわけです。
五郎丸歩選手を含め一流のスポーツ選手がルーティンを行う理由はその瞬間に最高のパフォーマンスを発揮するためだったんです。
ラグビー五郎丸歩選手のルーティンはどうやってできたの?

「じゃあ自分のルーティンはどうやったらできるの?」という疑問に五郎丸選手を例にしてお答えします。
五郎丸歩選手のルーティンとは?
まず五郎丸歩選手のルーティンをおさらいしましょう。
- ゴール正面に右手を上下に振る
- 数歩後ろに移動
- もう一度右手を上下に振る
- 左に数歩移動する
- 深呼吸をし、肩甲骨をグッと寄せて
- 少しかかむような態勢で、両手を合わせ、両人差し指を立ててゴールポストを何回か見る
- 数歩下がって、そのまま時間をかけずにキック
これが「五郎丸ポーズ」とも呼ばれた五郎丸選手のキックの時のルーティンです。
このルーティンはどうやってできたの?
そもそも五郎丸選手のルーティンは、イングランドの名選手「ジョニーウィルキンソン(Jonny Wilkinson)」選手のルーティンと似ています。
この選手は歴代最多のワールドカップ通算249得点を記録していて、2000年代を代表するスター選手でした。
少し調べてみたのですが、似ているも何も五郎丸歩選手が早稲田大学のラグビー部に入部した直後にこのラグビーのスーパースターであるジョニーウィルキンソン選手に会っていたようです。
五郎丸選手のルーティンは、若い頃に会ったスーパースター選手に憧れ、その理想に近づくためにできたというわけです。
自分のルーティンの作り方
自分のルーティンを作りたいのであれば、憧れの選手や自分のスタイルに似ているスター選手を真似することから始めましょう!
ちなみに僕が今現役で何かスポーツをやっているとしたら、レスリングの男子グレコローマンスタイルでリオオリンピックで銀メダルを獲得した太田忍選手のルーティンを真似すると思います。
太田選手は大事な試合のときマットに上がる際に左胸に拳を当てて精神を安定させてからマットに上がります。これが本当にかっこいい(笑)
まとめ
自分のルーティンを持っているといざという時に極限の集中状態を作ることができます。
スポーツをやっている選手であれば、自分のルーティンがあると大事な時に自分の持っている最大の力を発揮するためにもルーティンがあることが望ましいですね!
もしかっこいいルーティンを持っている選手がいたら教えてください!
ちなみに!僕は毎朝家の階段を降りる時にルーティンがあって、それは「Mステのオープニング曲を流しながら階段を降りる」というルーティン!
これめっちゃおすすめです。階段を降りながらMステの曲が流れているから、まるで自分が有名アーティストになったような気持ちになれます!
気持ちいい朝を迎えたい人はMステの曲を流して有名アーティストになったつもりになって仕事に出かけるといいと思いますよ!ルンルンな気持ちで出社できるはずです!
以上、カイトでした!(66kai14)
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